青蔵鉄道の全線開通


 

7月1日、全長1956キロの青蔵鉄道は全線開通。1984年に青海−チベット鉄道の第1期工事(西寧−ゴルムドー間)が開通した。その後、技術的なネックのために、2000年までに工事はストップした。2001年より全長1142キロの第2期工事(ゴルムドー−ラサ間)が着工し、2005年の10月に線路敷設工事が竣工、テストを終えて7月1日に全線開通となった。開通後、北京からラサまでは48時間になる。
 青蔵鉄道はマスコミから大きな注目を引いたのは主に二つの理由がある。一つは「世界の屋根」と呼ばれるチベット高原は初めて鉄道が開通となり、これはチベット高原地域の経済発展、特に主な収入源の観光業と物流の発展に大きく拍車をかける。更に「西部大開発」に貢献すると期待している。もう一つは平均海抜4000メートルのチベット高原で約300億人民元をかけた大きなプロジェクトの技術面、安全面、環境保護面などに対する関心です。
  技術面と安全面について、960キロある凍土問題の解決や高山病防止設備の応用、監視点検システムの導入などの措置をとっているようです。鉄道の開通は中国と南アジアの「生態源」と呼ばれるチベット高原の生態環境に影響を与えるのではないかと国内外から心配の声は多いです。特に注目しているのは水資源保護(揚子江、黄河など多くの川の発祥地はチベット高原です)、植物保護、野生動物保護、ゴミ処理などです。環境保護は社会的な関心事となっている中、政府は環境に十分配慮している姿勢をアピールしている。15億人民元の環境保護資金を投入し、植物保護区の建設、チベット野羊など野生動物の移動通路の保護、ゴミを沿線に出さない、定期的な環境観測などの対策を取っているようです。
  青蔵鉄道の全線開通は社会的な関心事のため、いくつかの大手企業は数ヶ月前から、第一号の列車のネーミングや製品の寄付、開通式への参入、列車での製品宣伝などのアレンジを積極的に展開したが、政府は今回の開通式をとても重視し、政府主導の色を全面的にアピールしたいため、多くの企業からのアプローチを断ったようです。
  中国では、多くの中国人はチベット高原に一種の憧れを持っている。これまでにいくつかの大手企業は社会貢献活動の一つとして、チベット野羊保護活動などを実施することを通して、社会的なPR効果を得てきたようです。青蔵鉄道の全線開通により、チベット高原の交通はより便利になる中、今後、チベット高原での企業のマーケティング活動の展開や多種多様な社会貢献活動の実施は増えてくるかもしれません。

 

 


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